SGHトピックス

SGHトピックス

  • 2年スーパーグローバル(SG)基礎知識講座2

    2017年10月7日(土) | SGHトピックス

    9月20日(水)大阪教育大学の乾 陽子先生をお迎えし、第2回SG基礎知識講座を行いました。「マレーシアの熱帯雨林の生態系」と題しての講演でした。
    東南アジアの熱帯雨林は、世界的に見ても森林の歴史が古く生物多様性に富み、生物資源の宝庫であること、ボルネオ島では乾期がなく一年中高温多湿であり、世界の熱帯雨林の中でも特に背の高い森を形成しているということを学びました。
    私たちがパームオイルや木材の利用のために、森林を伐採し、プランテーションとし利用したことにより生態系が破壊されています。熱帯雨林が減少し、生物の絶滅は進んでいます。現在のマレーシアでは保護区域として指定されている国立公園以外では原生林は残っておらず、すでに取り返しのつかない段階まで来ていることを知り衝撃を受けました。
    講義の途中で、11月にSGH海外実態調査や来年1月に修学旅行でマレーシアを訪問する折に、現地の人たちにインタビューを行う時のポイントなどを中心に様々な質問が出ました。人類の貴重な財産である熱帯雨林が失われていく大変な状況の中で、私たちに何ができるのかを考える機会となりました。
    また、この日は、文部科学省の学校訪問でSGH講座の授業見学が行われました。一方的な講義ではなく様々な質問が出て、外部講師とやりとりを展開する様子を見ていただく機会となりました。

  • 文化祭でのプレゼンテーション発表

    2017年10月5日(木) | SGHトピックス, 新着情報

    10月1日(日)、本校体育館で文化祭の企画の一つとしてSGH課題研究のプレゼンテーションを行いました。文化祭オープニングとして、体育館にて全校生徒や保護者・来校者全員の方々の参加のもと、発表しました。館内満員のオープニングセレモニーでのSGH活動の発表でしたので、少し緊張しながらのプレゼンテーションとなりました。グループ別課題研究の一つである「マレーシア エビ養殖とマングローブ林伐採」について、英語で発表を行いました。マレーシアでエビ養殖場造成のためにマングローブ林が大規模に伐採され環境に影響が出ているという報告で、スライド画面には日本語の解説もあり、聴衆の皆さんは興味深く聞き入っていました。

    当日発表したプレゼンテーションは11月に実施する海外実態調査においてマレーシアの大学で発表する予定であり、事前練習としても良い機会となりました。

  • SGH運営指導委員会にてプレゼンテーション

    2017年10月5日(木) | SGHトピックス

    10月7日(土)、SGH運営指導委員会にて、2年SG重点分野講座生徒5名がSGH課題研究についてプレゼンテーションを行いました。課題研究は3つのグループで進めており、ここで発表されたのはそれらの研究のひとつで、「熱帯雨林とマレーシア」というテーマです。まず、熱帯雨林とは何か、世界のどこに分布するか、また降水量はどのくらいかという説明を行いました。次にマレーシアでの開発による熱帯雨林の減少と、それが自然に与える影響について説明しました。運営指導委員の方々から質問や感想が出され、今後進めていく課題研究への貴重なアドバイスとなりました。
    当日発表したプレゼンテーションは11月に行われるSGH中間発表の基礎研究となるもので、今後さらに資料を集め10月末の海外実態調査にも生かし、課題研究の完成をめざします。

  • 1年スーパーグローバル(SG)基礎知識講座第5回 文化祭活動

    2017年10月4日(水) | SGHトピックス

    10月1日(日)に、本校にて文化祭が行われ、SG基礎知識講座を受講する1年生が参加し、本校の文化祭にてチャリティー活動を行いました。オイスカ関西研修センターのご協力で、フィリピンからの研修生4名とともに、フィリピン伝統菓子“カモテQ”作りと販売体験を行いました。また、大阪大学 今岡良子先生のご指導で、羊のマスコット作り体験コーナーを開きました。カモテQの売上金はオイスカ研修センターに、羊マスコットの売り上げは、モンゴルジェンダーセンターに寄付しました。どちらも好評で、異文化交流の活動を知ってもらう良い機会となりました。

  • 2年スーパーグローバル(SG)重点分野講座20

    2017年10月2日(月) | SGHトピックス

    9月30日(土)1~2限「スーパーグローバルスタディー(SGS)」において、第20回2年SG重点分野講座を行いました。国内・海外実態調査まで約1カ月となり、実態調査の目的、調査内容などの詳細を再確認しました。
    国内実態調査(宮城県気仙沼)と海外実態調査(マレーシア)の日程と活動予定に照らし合わせて、調査地について事前学習を行いました。
    国内実態調査に関しては、東日本大震災の被災地の復興の様子やNGO「森は海の恋人」の震災後の活動状況などをパワーポイントやビデオを使いながら学習しました。海外実態調査については、8月の下見の様子を写真で振り返りながら、調査のポイントや現地での聞き取り方法や資料の収集の仕方についての確認がありました。
    後半は、実態調査で行うインタビューの質問項目を考えるためのワークショップを行いました。4つのグループに分かれ、思いつく質問を付箋に書き模造紙に貼り付けていきました。質問が次々と書き出され、模造紙は付箋でいっぱいになり、充実したインタビュー準備時間となりました。
    間もなく始まる国内外の実態調査がより有効なものになるよう、着々と準備を進めています。

  • 2年スーパーグローバル(SG)重点分野講座19

    2017年9月28日(木) | SGHトピックス

    9月26日(火)1~2限「スーパーグローバルスタディー(SGS)」において、第19回2年SG重点分野講座を行いました。今回も、大阪教育大学 教育学部 協働教育学科 理数情報専攻准教授の乾陽子先生をお迎えし、『マレーシア 経済発展と自然破壊~マングローブ林とエビ養殖、熱帯雨林とプランテーション』について課題研究のご指導をいただきました。
    今日は、「『調べる』ということ~情報の収集と整理~」というテーマでのお話でした。乾先生から、『調べる』ということは、研究テーマを決めて調べてから仮説→調査→解析→発表までの作業であるとの説明を受けました。答えを知る‘勉強’と問いを見つける‘研究’には違いがあることを学びました。調べるときのインターネット利用の注意事項や専門機関が発表しているデータの活用方法も学習し、その後、発表用の美しいスライドを作るためのポイントを“フォント”、“レイアウトデザイン”、“色”、“画像”の4項目に絞り、実際にパワーポイントを使って効果的なフォントやカラーパターンの練習をしました。
    海外・国内実態調査まで残すところ1ヶ月余りとなりました。現地では自分たちが能勢から調査に来た趣旨や目的を語り、現地で起きている問題やそこに住む人々の考えや意見についてヒアリングします。現地調査という貴重な学習の機会を充実させるために、グローバルな視点で質問をたくさん準備していきます。

  • 3年SG基礎知識特別集中講座(現代社会)

    2017年9月22日(金) | SGHトピックス

    9月20日(月)1~2限、3年生「現代社会」において、SG基礎知識特別集中講座を行いました。今回は、9月4日に立命館大学公共政策大学院 教授 久保田崇さんより講義して頂いたことを受け、その振り返りと受講内容をさらに深めるということを「現代社会」の授業の中で2回に分けて行いました。 
    振り返りでは、久保田先生の講義の中でどのような話がされたのかの復習をグループごとで行い、久保田先生からのお話のポイントを再確認しました。その振り返りを受けて、被災地の実態や意見や価値観の対立をどう回避するかを考えました。
    授業の前半では、東日本大震災の後、日本や陸前高田と世界はどのような結びつきができたのかということ、そして、久保田先生の講義の感想から被災地の実態や現状を考えることの重要性を学習しました。後半では、能勢町で大規模な災害が発生したと仮定し、自分自身が町長だった場合、災害の影響を受けて壊滅した施設を「保存するか、解体するか」をどう判断するかのロールプレイとグループワークを行いました。各グループともどう判断するかについて、活発な議論が行われました。先日の久保田先生の講義の中でも触れられていた、「さまざまな立場の人に配慮」しながら決断しなければならないということの難しさを体感する貴重な経験となりました。
    当日は、文部科学省の学校訪問がありSGH講座の授業見学が行われ、SGHとしての普段の学習成果を見ていただく機会となりました。

  • 2年スーパーグローバル(SG)基礎知識講座5

    2017年9月21日(木) | SGHトピックス

    9月20日(水)大阪教育大学の乾 陽子先生をお迎えし、第5回SG基礎知識講座を行いました。「マレーシアの熱帯雨林の生態系」と題しての講演でした。
    東南アジアの熱帯雨林は、世界的に見ても森林の歴史が古く生物多様性に富み、生物資源の宝庫であること、ボルネオ島では乾期がなく一年中高温多湿であり、世界の熱帯雨林の中でも特に背の高い森を形成しているということを学びました。
    私たちがパームオイルや木材の利用のために、森林を伐採し、プランテーションとし利用したことにより生態系が破壊されています。熱帯雨林が減少し、生物の絶滅は進んでいます。現在のマレーシアでは保護区域として指定されている国立公園以外では原生林は残っておらず、すでに取り返しのつかない段階まで来ていることを知り衝撃を受けました。
    講義の途中で、11月にSGH海外実態調査や来年1月に修学旅行でマレーシアを訪問する折に、現地の人たちにインタビューを行う時のポイントなどを中心に様々な質問が出ました。人類の貴重な財産である熱帯雨林が失われていく大変な状況の中で、私たちに何ができるのかを考える機会となりました。
    また、この日は、文部科学省の学校訪問でSGH講座の授業見学が行われました。一方的な講義ではなく様々な質問が出て、外部講師とやりとりを展開する様子を見ていただく機会となりました。

  • 2年スーパーグローバル(SG)重点分野講座18

    2017年9月20日(水) | SGHトピックス

    9月18日(火)1~2限「スーパーグローバルスタディー(SGS)」において、第18回2年SG重点分野講座を行いました。今回より、大阪教育大学 教育学部 協働教育学科 理数情報専攻准教授の乾陽子先生をお迎えし、『マレーシア 経済発展と自然破壊~マングローブ林とエビ養殖、熱帯雨林とプランテーション』について、課題研究のご指導をいただきます。
    今日は、「グローバリゼーションがもたらしたもの」というテーマでお話をいただきました。まず、『グローバル』とは何か、その定義について改めて認識をすることからスタートしました。乾先生は写真を紹介しながら世界の政治・経済、人々のライフスタイル、動植物などの様々な分野で‘世界中が同じ景色’になることがグローバル化であるとの説明がありました。石油によるエネルギー革命やヒトもモノもかつてないスピードで世界中を行き交うことで、飛躍的に人々の生活は便利になりました。その一方、グローバル化がもたらした弊害(たとえば、エボラ出血熱などのウイルスやヒアリ、外来生物など)も深刻な問題です。課題研究にあたって、利点と弊害の両方を認識することの大切さを学びました。
    後半は、3グループがそれぞれの課題研究のプレゼンテーションの概要を発表した後、乾先生より現地実態調査で掘り下げていくべき研究内容についての具体的アドバイスをいただきました。
    今後、プロダクトの消費側としてどうあるべきかを意識して研究に取組むことが、‘気付き’のチャンスだと捉え、自然とヒトの関わりについて自分自身に問いかけていけるよう取組んでいきます。

  • 1年スーパーグローバル(SG)重点分野講座1 (モンゴル博物館訪問)

    2017年9月18日(月) | SGHトピックス

    9月16日(土)、1年SG重点分野講座として、兵庫県豊岡市但東町にある「日本・モンゴル民族博物館」を訪問し、モンゴルの歴史や文化を学習しました。
    1年SG重点分野講座生徒19名と文化祭1年モンゴル企画担当5名はバスで博物館に11時過ぎに到着し、昼食を挟んで館内を見学、文化祭や来年の課題研究に活かすための展示物の調査、情報収集を行いました。モンゴルの移動式住居ゲルのコーナーでは、初めて全員がゲルの中に入ったり、また、民族衣装の試着コーナーでは、説明書きを見ながら色鮮やかな民族衣装を身に着けたりで、モンゴルの衣食住を体験しながら情報を集めました。
    午後は、大阪大学言語研究科モンゴル人研究生のラマーさんによる講演「野生動物の保護活動について」が行われ、豊岡市のコウノトリの保護とモンゴルの絶滅危惧動物の保護について、課題や解決方法など、多様な角度からお話しされました。
    続いて、豊岡市文化振興課の水谷東洋さんによる、モンゴル文字ワークショップが行われました。「日本、モンゴル、能勢・・・」など、次々とモンゴル文字を教えていただき、墨を擦って毛筆で何度も練習し、最後は短冊にモンゴル文字を鮮やかに書き上げました。
    10月1日の文化祭では、モンゴルについての展示と、羊毛フェルトで羊のマスコット製作ワークショップを展開し、モンゴルジェンダーセンターへのチャリティを行います。来年度1年SG重点分野講座生徒が、本格的にモンゴルについての課題研究を行い、モンゴル訪問を予定しています。売上金は、来年8月にモンゴルジェンダーセンターを調査訪問し、直接手渡します。
    今回の博物館訪問は、文化祭展示に向けて実物に触れる事前調査となり、来年度のモンゴル課題研究に向けての良い事前学習となりました。