SGHトピックス

2年スーパーグローバル(SG)重点分野講座34

12月5日(火)1~2限「スーパーグローバルスタディー(SGS)」において、第34回2年SG重点分野講座を行いました。今回は『マレーシアのパームオイルとRSPO』をテーマに、6月に引き続き、サラヤ株式会社CSR推進部長の小辻昌平さんをお迎えしてお話いただきました。前半は、パーム油の生産・調達に関して、世界基準を設けることを目的とした、「RSPO」(Round table on Sustainable Palm Oil=持続可能なパーム油のための円卓会議)という会議体についての講義が中心でした。日本を含め、世界で2879もの企業団体が参加していますが、最大のパーム油消費国である、インドと中国が参加していないという問題があることがわかりました。後半は前半で学んだことを踏まえ、①消費財メーカー②環境NGO③森の住民④プランテーションオーナーと4つのグループに分かれ、ステイクホルダーワークショップを行いました。それぞれの立場で、アブラヤシのプランテーションについて主張したいことを考え、発表しました。異なる視点からプランテーションを見ることで、今までは見えてこなかった問題点や意見に目を向けることが出来ました。小辻さんから、「どうやって上手くみんなが折り合いをつけてやっていくかが大切。正解はない」とお話いただきました。パームオイルだけではなく、これから多くの問題に向かい合っていく上でも役立つ貴重なワークショップとなりました。