SGHトピックス

2年スーパーグローバル(SG)重点分野講座 第6回

5月17日(木)、1~2限「スーパーグローバルスタディー(SGS)」において、第6回2年SG重点分野講座を行いました。前回のエネビシさんの講義に引き続き、大阪大学の今岡先生にモンゴルの経済についてお話いただきました。モンゴルの遊牧民の数は減少していると言われていますが、実は増加しており2018年現在で30万人です。遊牧は国の産業の第一位を占めており、羊の数が総畜産数の半分以上を占めています。羊からは羊毛の他にも脂肪から石鹸が作られなど、捨てるところがありません。羊毛から出来たフェルトは家を建てる際の断熱材としても重宝されており、ゲルの内側にも使われています。カシミヤヤギからとれるカシミヤは、加工するのに技術が必要なため、そのままほとんどが中国に輸出されており、ユニクロのカシミヤ100%セーターはモンゴル製のカシミヤから作られていることを知りました。

後半では、モンゴルの羊毛産業はまだまだ伸びていくという内容でした。原材料の輸出ではなく自分達で加工する技術を身につけていくことが大切であること、羊毛は特に加工が簡単で糸を紡ぐ機械と織り機さえあれば世界でたったひとつの商品が出来上がること、それを売れば自給自足の生活を送ることも可能であることなど、今後の展開が紹介されました。自分の感性で自由に織る、日本の技術である「さをり織り」を、モンゴルでの手仕事として普及させてはどうかという提案もありました。「ものづくりの技術を身につけていけば、ストリートチルドレンは生まれないのではないか」という今岡先生の言葉が印象的でした。金銭的な支援だけではなく、技術や考え方の伝播など、支援の方法も考えていかなければならないことを学びました。