農場このごろ

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フィールドワーク 地黄湿地へ

2013年5月7日(火) | 農場このごろ

5月1日,「ビオトープ」の授業で地黄湿地を訪れました。

地黄湿地は,能勢町にある大阪府最大(といっても1ヘクタールほどですが)の自然湧水性湿地で,絶滅が危惧されているサギソウやハッチョウトンボなど貴重な生物の生息場所です。

今回,湿地を保護管理している大阪みどりのトラスト協会の原田さんに案内していただきました。
湿地の成り立ちやそこに暮らす貴重な生物のお話のあと湿地に入りました。
原田さんがさす指の先をよく見ると,丸い葉に触手のような腺毛をもつモウセンゴケ(写真・上)という食虫植物でした。
腺毛から粘液を分泌して小さな昆虫を捕まえて食べるのだそうです。
ひとりがアリを与えましたが,モウセンゴケがまだ小さすぎてアリは逃げて行きました。
モウセンゴケも大阪府のレッドデータにおいて準絶滅種に登録されています。
みんなで野帳にスケッチをしました。
生徒たちはぬかるみに足を取られながらも貴重な体験ができたことに満足の表情でした。

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